9月になりました。
おかげさまで先日あの湘南物語が無事1周年を迎える事となりました。
去年の今頃は病院でのたうち回っていたことを思うと光陰矢の如しですね。
本当にあっという間でしたが、それでもいろいろなことがありましたよ。
そのひとつがTシャツプロジェクトの再始動でありました。
以前からお見知りおきの方々はご承知だと思いますが、以前ワタクシはsimplifeというレーベルを主宰していました。Tシャツだけでなくデニムやらアウターやら量的には少なかったですがフルアイテムを発表していて、コレクションとしては4シーズンほど活動しました。諸事情によりsimplifeの活動を休止してはや数年。また何かのきっかけで洋服制作にチャレンジしたいという気持ちは兼ねてからありました。そんな折での先日の事件。好きな事が出来なくなるという現実に直面し、まずは心身の健康の大事さの再確認、そして出来るのに何故やらない!?という強い気持ちが芽生えました。そして退院後の再出発を固く心に誓ったのでありました。
退院後サンプル作りに着手し、紆余曲折のなかようやく完成。さあこれからお披露目!というタイミングで東北関東大震災が起こりました。そんな状況で新作Tシャツを見てくださいとはとても言えずに悶々とした時期もありましたが、それでもなんとか、ようやく今回の作品が世に放たれるときがやってきました。
今回のアートワークは新作ではありません。全て以前simplifeで発表したアートワークです。そして自分が作った作品の中でもマイフェイバリット3種です。
今更な気もしますがもう一度今回のアートワークの説明をさせていただきます。
まず"PAGE"は、言うまでもなくLED ZEPPELINEのギタリスト、JIMMY PAGEです。彼らの伝説のライブとなった1979年ネブワースでのショットから引用しました。デビュー当初から彼らのキモであった超絶ライブ(3〜4時間は当たり前^^)も活動後期になると、メンバーの衰えが顕著になりまた様々な困難や不幸が重なり、もう彼らは終わったという風評がもっぱらでした。そんな中でのこのライブ。全盛期を思わせる程の演奏のキレ、そして様々な困難に直面したからこその円熟味や重さをもブレンドされたこのライブは、まさに神が宿ったと言える程の素晴らしいライブでした。
彼らの再復活のファンファーレが高らかに鳴らされ、さあこれからという時に突然に悲劇が訪れました。ドラマーJOHN BOHNAMの事故死。このライブが期せずしてまさかのラストライブになってしまったというのも彼らの伝説たる所以でしょう。
"BONZO" はそんなJOHNへのオマージュです。
このアートワークは彼らが自家用ジェットで世界を転戦している最中に撮られたオフショット。どんな夢を見ているのでしょうか。大酒飲みだった彼は夢など見ずに、豪快ないびきを立てて爆睡してたでしょう。SONG OF HOPEのフレーズは前述ですが、彼らのライブ "THE SONG REMAINS THE SAME" から引用。名曲 "天国への階段" 演奏前に、ROBERT PLANTが曲紹介として呟く一言です。STILL REST IN PEACE, JOHN .....
最期の"JACK" はネタはどこかに逝ってしまいました。もう特に説明はいらないですね。こんなカンジです^^イエイイエイ☆
こんな愛すべき3兄弟がいよいよ本日手元に届きました。
早速デリバリーをスタートさせます。
今回のコレクションを展開してくれるお店はまずは浜松のSLOW PORCHさん。
友人の紹介で今年5月に行われたDJ HARVEY@ 浜松PLANET CAFEでお会いした佐藤さんのお店です。サンプルを見てすごく気に入っていただけたようで、こちらでは全型ご覧にいただけます。
その他あんなお店やこんなお店でも展開予定ですので、決定次第またお知らせ致します。
それでは皆様SPREAD3兄弟と共にステキな秋をお過ごしください^^