結構前になるのですが、友人に連れられてアフリカンダンスの発表会に行ってきました。
大勢のアフリカンによるパーカッション大会やら貴婦人方、それからチビッコも混じって催しはラヴリイな雰囲気に包まれておりました。
いつのまにかカヤが。。。。
そんなピースな雰囲気の中突然ステージに乱入し、ハチャメチャに踊りだした一人の青年が!
自分も含め皆何が今起こっているのか状況を把握出来ずにいました。もちろんステージ上のチビッコ達もドン引きであります。
そんな彼はひとしきりそのパッションをダンスに昇華させた後、おもむろに渡された太鼓をそのままたたき始めました。
その演奏が尋常ではありませんでした。
トランス状態でひたすら叩きまくる彼のプレイは一瞬にして観客のハートをわしづかみにし、終わった瞬間この日一番の大喝采がステージ上の彼に送られました。
彼はいったい何者なのか。
ちょうど発表会も終わりこちら側に歩いてきた彼に、自分は一緒に写真をとお願いしましたがあえなく却下。どんだけ大物やねん。。彼への興味が俄然湧いてきたのは言うまでもありません。
さてその後ロビーに出て友人と談笑をしていると、先ほどの彼がちょうどエントランス付近に一人の女性と佇んでおったので、再度コンタクトを試みました。その女性は彼の母親でした。
彼の名はタケオ。
最近までセネガルで音楽旅行を敢行してきたとのコト。僕らがハナシをしている最中もタケオ君はそのちょっと後方でモジモジしておりました。
その際に母上から渡されたのが一枚のフライヤーでした。
映画まで制作されるとはやはり彼は只者ではなかったようです。それはあの彼のダンスとドラムプレイを見れば一目瞭然でした。
音楽がひとりのダウン症の青年に新たな光を点すきっかけになったようです。
この映画、自分はまだ見ていませんが近々機会を見つけて是非見てみたいと思っています。
p.s. この日のしばらく後、友人は再度タケオ君に遭遇したそうです。その時のタケオ君は上機嫌でいろいろハナシも出来たそうです。いつかオレも。。。。